SOUTH PARKの住人

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エースコンバット7が待ち遠しすぎる

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エースコンバットシリーズ最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」が2019年1月17日に発売される。


「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」E3 2018出展用トレーラー

 

エースコンバットシリーズは個人的にテレビゲーム史上ベストと言っても過言ではないくらい愛してやまない作品である。(ただしナンバリング作のみ)

 

このシリーズは、シューティングが好きで、なおかつ映画好きであれば絶対にプレイすべきである。

 

初めての出会いはPS2の「エースコンバット04 シャッタードスカイ」で、ゲーム屋でなんとなく面白そうだなくらいの気分で手に取ったのがきっかけ。「スターフォックス」等のシューティングゲームはもともと好きだったが、リアルな戦闘機モノは初めてだった。この04がもうあまりに衝撃的で、一気にこの世界に引きずり込まれた。

まずこのシリーズは音楽が最高に良いトップガンよろしくと言わんばかりのロックな曲から、壮大なオーケストラ、ラテン系ソングからオリジナルボーカル曲まで、とにかく全部カッコいいのだ。04のラス面の荘厳な雰囲気は今でも鳥肌が立ったことを鮮明に覚えている。


【歌詞字幕】Megalith - Agnus Dei - ~from ACE COMBAT 04~

かっこよすぎる5のテーマ曲。


Blurry - Ace Combat 5

ゲーム音楽ランキングでも上位常連。ミッション中に流れてきて100%アガるZEROのメインテーマ。


Ace Combat Zero - Zero [HQ] [PS2]

 

さらに特徴的なのが、無線である。このゲームでは、プレイ中にものすごい物量の無線が飛び交う。「スターフォックス64」の100倍は飛び交う。この無線演出が面白いのは、自分が敵を撃墜したら「あのバケモノはなんだ!」「あの隊長機を落とせ!」と敵の無線が聞こえてくる。味方と敵の双方の声が飛び交うこの無線演出が、自分がエースになっていく感覚をグンと増幅させている。

 

そして、ストーリー。3のSFな世界観に衝撃的などんでん返しのある物語もよいが、個人的に最も好きな話は04と5である。

04では、プレイヤーである「メビウス1(呼び名)」が操作するミッションの間に、とある占領下の町での少年と軍人の物語が挿入される。戦争で家族を奪われた少年、そして占領国の「黄色中隊」と呼ばれるチームのエース「黄色の13」。紙芝居のようにイラストとセリフだけで描かれる物語は、とても味わい深い。実はこの物語は、自分がプレイする「メビウス1」の物語ではなく、敵国サイドの物語であることがわかる。物語を進めていくと、戦闘ミッション中に「黄色の13」は敵として登場することになる。プレイヤーの行動によって、彼らが裏でどう動いていくのか?ステージをクリアしていき、自分がエースとなって名を馳せていくことで、そちらのストーリーの中でも「メビウス1」の名前が出始める。これがあまりにもドラマチックで素晴らしいのだ。主張しすぎないアニメイラストと共に、まるで質の良いミニシアター映画を見るような雰囲気である。

5はチームモノである。主人公率いる小隊が、2大国家が巻き起こした戦争に飲み込まれていく壮大なドラマである。4人チームで行われる戦闘は、これまで以上に物語への没入感が強い。仲間に指示を出したり、協力したりと、映画のヒーローになったような感覚でプレイできる。ストーリーもチャプターごとにクリフハンガー的に進んでいき、全29章という特大ボリュームでありながら全話面白い。裏切りや、仲間の死などを乗り越え、小隊はどこに向かうのか。最後の最後まで面白い、シナリオも最高である。さらに最高なのは、5は字幕と吹替の両方を収録している。綺麗なムービーも1時間近く収録されていて、「このDVD1枚にどんだけ入ってんの!?」「本当に映画の製作チームが作ったんじゃないか!?」というくらい高校生の頃の俺の心をくすぐった。100億点あげたい。

 

また映画好きに知らしめたいのだが、この傑作04と5のストーリーの脚本を担当したのは、この世界の片隅に」で今や一躍有名となった片渕須直監督である。もちろん当時は無名に近かったが、その実力はここではっきりと見て取れる。そりゃよくできてるわけだ。

映画のようなストーリーテリング、壮大な音楽、膨大な無線、そして美麗なグラフィックと爽快な戦闘。すべてが完璧なバランスで出来上がった作品がエースコンバットなのである。

 

だがその後、ZERO、6と良作が続いたのだが、PS3/360で発売された「アサルトホライゾン」で製作チームが変わり、今までの良さがほとんど失われてしまう・・・。そのあとなぜかDSやPSPといった携帯ゲーム機で何作か作られ、無料課金ゲーなったりと迷走を続け、シリーズは終わったと思われていた・・・。

 

しかし!ついにナンバリング最新作が発売される!

これが「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」である。ナンバリング作を担当したスタッフが再集結し、シナリオも10年ぶりに片渕須直監督が担当する。これは買うしかない!マストバイすぎる。今回は本当に本気である。

しかも今回のPS4版の初回盤には、最高傑作「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」のダウンロード版がついてくるというのだ。こんなもんどっちからやったらええのか。

終わったと思っていたシリーズが復活することは本当に嬉しい。04や5のような奇跡のような傑作までは期待しないので、早くプレイさせてくれ。待ち遠しすぎるので一旦忘れることにする。