新元号『令和』、無難ではなく攻めた感じがして良い。昭和と一文字被ってるのはちょっと残念だったが、ラ行から始まるあたりもなかなか新鮮で面白い。
また今回の新元号発表は、久々に国が動いたと感じた出来事だった。
政治家も国民も諸々含めての国というこおだが、こういう国事的イベントはやっぱりあるべきだと思った。元号が変わるという日本史に大きな影響を与える相当なエポックメイキングな出来事なのに、その選定は内閣が行っていると今さら知って、世の中には抗えないものがちゃんとあるよなということを感じる。(てっきり皇室が決めてるのかと)
みんな結局どの政党が国を治めようが、自分たちの生活に何の影響も無いと、たぶん大多数の若者たちは舐めてると思う。何だったらYouTuberの方が政治家より力があると思ってる奴もいるだろうし。
ただ、もし自分たちの生活が一変するようなことがあれば、みんな黙っていられずに選挙に行くでしょう。トランプ大統領の政策は賛否あるが、あれくらいの変化があってこそ、国民の政治への関心が生まれるのだなと思う。今のEUのように大量にイスラム圏の移民が日本に流入してきたらみんな「おや？」くらいは感じるだろうし、極端な話、自民党がインターネットの投稿を規制しだしたりしたら、みんな中学校でも「あの政策はどうなんだ！」とか話題にするだろう。それくらい国は政治家によって動かされている感覚は必要だと思う。
自分はどの政党が政権を取っても構わないので、もっと時代に影響を与えるような政策を掲げて欲しいと思う。そして政治家ももっとケツを叩かれるべきだ。『シン・ゴジラ』が支持されたのは、「閣僚たちが死ぬ気になったら、日本は生まれ変わるのではないか」というところを垣間見た部分もあるのではないだろうか。
ハリウッド映画でもそうだけど、政治家が命の危機に追い込まれる展開がハラハラするのは、彼らが国の最後の砦という感じがするからだと思う。みんなどこかで劇的な変化を求めている。令和になって、変化が始まることを期待する。オリンピックもあるしね。
