SOUTH PARKの住人

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やりきれない


声優・藤原啓治さん死去 55歳 『クレヨンしんちゃん』野原ひろし役など | ORICON NEWS

ご病気を患われ、ひろし役を含め様々な作品を降板されていたのは知っていたが、トニー・スターク役も続投されていたこともあり、てっきり快復に向かっているものと思っていたのだが…。

クレヨンしんちゃん』は子供の頃から家族ぐるみで観ていた思い出の作品であり、今もずっと大好きなシリーズだ。数年前にひろし役を降板されたのもショックは大きかったが、実際にもうあの声を聴くことが出来ないと思うと、本当に本当に辛い。

藤原啓治という名前は『クレヨンしんちゃん』の作中でもメタ的にネタにされたりすることが多かった。自分も物心ついてまず最初に覚えたのは大山のぶ代だったが、その次に名前を覚えたのはおそらく藤原啓治だったと思う。

自分は『クレヨンしんちゃん』のアニメの第1回放送の告知をよく覚えていて、初回から観ていたと記憶している。漫画も何年も繰り返し読んできた。映画も第1作から父親と一緒に観に行ったのを覚えている。(実家にはまだパンフレットもある)

パンフレットの声優さんのコメント欄を見るのは昔から好きだったので、その中でも藤原啓治さんの野原ひろしへの愛着はとても深いものだったと記憶してる。降板されたのもの、恐らく野原一家の別れを悲しいものにしたくなかったという想いを持たれていたのではないだろうか。

原作者の臼井儀人さんが亡くなられた時もかなり辛かったが、今回の喪失感はもっと大きい。それくらい人生の長い部分を共有してきた作品で、野原ひろしはその中でも大好きなキャラクターだった。自分の中でひろしの声は藤原啓治さんしか考えられない。

謹んでお悔やみを申し上げます。