前にも同じ記事を書いたような気がするけど、改めて主張したいのでまた書きます。
そういえばこち亀の長期連載によるネタ被りを昔はよく批判してましたけど今やっとその苦労が理解出来ました、すみません。
主に病院の待合室とかで流れているシンプルなピアノのインスト曲聴くと、葬儀場を思い出して気持ち悪くなるのです。特にクラシックとかではない、JPOP系のインストが多いんですよね、葬儀場って。
なんでこんなに葬儀場が嫌かっていうと、自分は成人するくらいまで祖父母がみんな存命だったもんで、20超えたあたりから立て続けに亡くなったんですよね。祖父母だけじゃなく親戚で結構若くして亡くなる人も多く、結構な葬儀に立ち会ったんですよ。
んで、お通夜ではだいたい若い自分が線香の火を絶やさない役(何と呼ぶかは知りませんが)になるんで、ずっと深夜の葬儀場に一人で座ってたんですよ。まあその時間帯が結構辛くて。起きてるのがというより、故人の遺影とか亡骸と何時間も向き合うことで、否が応でも「これまでもっと何かしてあげられなかったかなぁ」みたいな後悔の洪水が襲ってくるんですよね。これは誰が亡くなってもいつも思うんで癖みたいなもんなんだけど。
そうやって結果的にあの時間が精神的にキツくて、で、その時に葬儀場に毎度お決まりのように流れてるのが、優しいピアノのインストなんですよ。だから、ピアノのインストを日常のいたる所で耳にすると猛烈な不快感に襲われるのでした。
