マジで2020年はろくに劇場で観ていないのですが、その限りある中でランク付け。ちなみに2021年もそんなにたくさん観る予定は今のところ無いなぁ。
⑩TENET
⑨1917 命をかけた伝令
⑦フォードvsフェラーリ
⑥さよならテレビ
⑤ドロステのはてで僕ら
④パラサイト 半地下の家族
③この世界の(さらにいくつもの)片隅に
②T-34 レジェンドオブウォー完全版
①2分の1の魔法
⑩クリストファー・ノーランは好きな監督だが、⑩に関してはこの監督の2時間半の終始辻褄の合わない物語に腹が立つに至った。レビューに散見される「意味がわからなかったけどなぜか面白い!」というロジックは自分には当てはまらず、ただ単に意味がわからないものは面白くない。ただ逆回しの妙な映像は面白みがあったのでビジュアル面は評価(それでも変な動きの慣性が気になり続けたので手放しで褒めるほどではなし)。
⑨はオスカー最有力だったが、実際に観てみたらまあ作品賞は無理だよなと感じたところ。中盤で仲間が徐々に失血死していくのが非常に生々しくてね。塹壕を端から端まで歩く描写は面白い。ただ、これに合わせて観た映画『彼らは生きていた』が凄すぎて霞んでしまった。映画としても本物には到底適わないという皮肉。
⑧シティオブゴッド的な胸糞スラムモノはそんなに得意ではないのだが、ラストの描き方が満点。映画はラストで決まる(持論)。
⑦150分超えのランタイムを感じさせない面白さ。主演の2人が愛おしい。そういえばル・マンのライブビューイングとかいう攻めたものが上映されていた。
⑥相変わらず面白いシリーズ。レビューは単独記事があるのでそちらで。
⑤『カメ止め』に続くアイデアだけで貫いた一作。誰が見ても面白いと思います。
④一昨年の『ジョーカー』に続き、世界は今や貧困・格差モノが圧倒的トレンドなのだ。ただ日本も格差社会の渦中にあるはずなのにあまり映画界には反映されないのがな。『天気の子』はその時勢を汲んでいたのたが。
③シーンが追加され、ほぼ死角なく原作を踏襲する内容になった。漫画の原作再現という点ではこの作品以上のものは無いと言えるくらい素晴らしい出来。
②最高にアツい。アツさしかないと言っても過言ではなく、絶対に劇場で観るべき一作。
①ピクサー史上一番泣いた。あのラストシーンの描写たるやもはやアニメーション映画としての次元が他の作品より三段階くらい上にある。アンチディズニー的な仕掛けもありながら、兄弟の関係に対しての多様性の在り方まで描いている。文句のつけようがない。お手上げ。
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