SOUTH PARKの住人

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挑戦的な作品をもっと出せる国になればいいなという願望


はみだす人、裏切る人…「全裸監督」シリアスなキャラ映像&ポスター公開 - 映画ナタリー

 

楽しみですね。シーズン1を観たときは、いかに地上波ドラマがスポンサーや芸能事務所とのしがらみの中作られているか痛感した。Netflixという製作者側が正しく尊重されるフィールドで、なおかつ対世界という志で作られたものなら、日本でもこんなに見応えある硬派なドラマが作れるのだなと、希望さえ感じる出来でした。

ネットではミソジニー的内容であると批判も上がっている。自分はこのドラマに対して肯定的だが、批判はあってよいと思う。むしろ「作品に対して物議を醸す」という動き自体は、文化を高めていくためにはそうあるべきであると思う。でもそのためにはまず作品を作れる土壌が日本に無ければ。

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この中川は許さん。

 

最近は海外も含めて、視聴者が圧力をかけて作品を潰したり、製作者側が批判を恐れて丸い作品しか作らなくなる傾向が多い。意欲的なものが作られることによって、新たな批判や問題提起が上がり、そこから社会に対して各々が考える。それが最も自然な形だと思うが、日本はどうしても「お客様は神様」という風潮がどの界隈にも根付いていて、それが「出る杭は打つ」という嫌な慣習と紐付いて、新しいものが生まれるのを阻害してしまう。

地上波バラエティはクイズ番組ばかりになってしまったし、業界から挑戦的な人材が去りつつあるのは何とも物悲しい。