SOUTH PARKの住人

1日1記事毎日更新!(という目標) 映画好きです。

古いHDDの中に

部屋を片付けてたら古い外付けHDDが出てきて、ついつい中を開いてみたら心がえぐられた話。

 

自分の家はわりと早い段階でPCを使っていた関係で、同世代の人間と比較しても当時のデータとかが残ってるんですよね。デジカメで撮った高校のときの修学旅行の写真とか出てきて、なんか凄いノスタルジックな気分になったと同時に、「俺もこの流れる時代と共にちゃんと生きてきたんだな」と当たり前のことを感じた次第。

自分は昔から、過去の自分と今の自分に地続き感を持てなくて、「20年前の自分なんて本当に存在していたのか?」とか考えてしまってた。当時の自分とは細胞も脳も何もかも入れ替わってしまって、もう別の個体に近いんじゃないかとか考えたり。

でも今回当時の写真とかわずかに残った動画とか見たら、やっぱりちゃんと記憶が戻ってきて、ありがちですが泣けてきたのです。確かにそこに生きてたな、俺。

若いって素晴らしい。きっと世界中の富を持ってきても釣り合わない。って『未来ドロボウ』で言ってた。

 

高校のときの友達ってほとんどもう繋がりが無いんですよね。大学に入ってから廃人生活に突入し、全ての関係を断絶してしまったので。でも高校時代は自分の人生で一番楽しかった時期と言っても過言では無いくらい充実してたんだよな。会いたいような、会いたくないような。

 

今のスマホ世代の子どもたちは、あらゆる写真とか動画とかをクラウドに残して、いつでも簡単にアクセスできるんですよね。卒業してもSNSで簡単に繋がっていられるし、「もう二度と会えないかも」なんて想いもしなくなってると思うと、こういう"懐かしさ"的なものを感じる機会って少なくなっていきそうですね。

どれだけ自分が「いつまでも若い精神でありたい」と心掛けたとしても、こういう世代間のギャップは理解できないんだろうな。

どれだけオッサンと呼ばれても、俺はこの懐かしさがわかる側の人間でしかいられないよ。

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改めて『未来ドロボウ』読み返したけど泣けるなぁ。