スパ銭にある寝湯。
いつも思うのだが、ピッタリ身体にハマる寝湯があるスパ銭がなかなか無い。だいたいの寝湯がしっくりこない。
そもそもこの写真のようにジェットバスがデフォルト噴射されているタイプは好きではない。寝湯に入る理由はあくまでも身体を寝かせながら湯に浸かりたいからであって、マッサージ機能は別であって欲しいのだ。そもそも自分はこの湯でマッサージする機能はあまり得意ではない。(高確率で身体が痒くなってしまう)
あと枕部分がまたなかなかにしっくりこないものが多い。角度が高すぎて頭を置く設備として意味を成していないケースがある。だいたいそういうタイプは、身体がどうやっても身体がずり落ちてしまうので、両手でサイドバーを持って沈まないように支える仕様になっている。そうなると結局全くリラックスできない。頭が真上を向くように首に嵌るのがよいのだが…。
あと湯の深さ。浅くても深くても辛い。浅すぎると身体が滑って頭が落ちてしまうことがあったり、水面からサムシングが出てしまったりして落ち着かない。深すぎるとだいたい枕が高くなってしまうし、そもそも寝湯というより座り湯みたいになってしまう。個人的にはお尻の部分だけが軽く沈んでいて、そこで身体を支えられるタイプが好みなのだが、意外とあまり無い。
結局、寝湯より普通のイスのほうが落ち着くというパターンが多いのだが、それは寂しい限りなのである。
もしかしたら、本当に寝心地の良すぎる寝湯を作ってしまうと、事故が発生するリスクが高まるから、わざと気持ちよくなりすぎないように作られているのではないか…。
