幸運なことにIMAX2Dで観れた。やはりIMAXは3Dでなく2Dに限る。
子どもの頃にVHSで擦り切れるほど観てた分、10数年ぶりのライオンキングだったが、ほとんどアニメ版と構図までトレースされているのは解った。原作の完成度の高さが窺える。
フォトリアルの極みみたいな超絶CGで描かれている分喋る動物たちに違和感があるとか、エリート主義の王位継承の物語は現代においてどうなのとか、色々言われているが、そんなもん全く気にならない。てかそんなことを過ぎらせながら観てはいけない。これはあくまでも寓話なので、この多幸感あふれる動物たちの生き生きした姿を眺めながら、ほんのり味付けされた教訓話をつまみにして、「あぁ自分の子どもに見せたいなぁ」と遠い目をしながらこの世界に浸れば良い。本作においては人間に当てはめて考えたりメタファーを探ろうとしてはダメである。ただ、音楽に乗せてハクナ・マタタを全力で感じるだけでよいのだ!
まあ最近のディズニーの体制のせいでそういう邪推が働くのはわかるが…。ただリアルになったせいでキンタマが無い不自然さは際立っている。
前半後半でわかりやすい2部構成になっているのも、脚本のお手本のようで、改めて感心した。そもそも俺はドラクエ5しかり徳川葵三代しかり、親子3代モノは好きなのだな。
ライオン・キング (オリジナル・サウンドトラック デラックス版)
- アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
- 出版社/メーカー: Walt Disney Records
- 発売日: 2019/08/07
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