SOUTH PARKの住人

1日1記事毎日更新!(という目標) 映画好きです。

ライトなエンタメじゃ

物足りなくなってしまいました。

最近、映画やドラマをめっきり観なくなってしまったのですが、その分たまに観る作品には高い期待値を持ってしまう。

なんか、アメコミ系のヒーローモノとか、痛快アクションみたいなものに食指が動かなくなってます。今個人的に刺さるのは死生観を揺さぶられるような作品かなと。

大層に言いましたけど、「自分のために生きる」とか「明日死ぬと思って生きよう」とか「いつまでもあると思うな親と金」みたいなありふれたテーマでよくて。そういう今までの自分がおざなりにしてきたような事を、改めて教示してくれるような内容のものを観たくなっているモードです。

とはいえ説教臭いのは好きじゃないので、感じ取れる余地があるような作品が良いですね。『スリー・ビルボード』みたいなのがいいな。

映画じゃなくゲームですが『ペルソナ3』というのをクリアしまして、これがかなり刺さって自分の人生にまあまあの影響を与えそうな内容でした。正直舐めてたけど、自身と他人の"死"というものについてわりと本気で考えさせられましたよ。

今までやってきたゲームの中では5本の指に入るレベルの優れたシナリオだと思いました。このシリーズは初めてやったけど、人気になるのは納得。てかもはやFFとかDQとかテイルズとかとは同じ土俵では無い感じ。一般大衆向けとは到底思えないほど、テーマが重くて苦しい。でもそれをエンタメに昇華させる工夫が随所に作されていて全く苦に感じさせないところが凄い。自然とプレイヤーに追体験させて、共感させた上で感情を揺さぶり、抉ってくる。

脚本も、今の自分の知能レベルともちょうど合ってて、難しすぎず、簡素すぎずでした。ラストまで良い物語を見させてもらいました。2006年のゲームみたいですけど、当時の若い自分ではこの深さを理解しきれなかっただろな。60時間くらいどっぷりプレイしたので、結構ロスです。