初報からこれは間違いないと思っていたが、期待通りだった。
伝記モノって盛り上げるために演出過多になりがちで、個人的にそういう意図が見えてしまうと冷めちゃうんだけど、本作は非常にスマートでクールな出来でした。車に全く興味が無くても楽しめるかどうかはわからないが、映画館の音響で観るべきだとは言っておく。
しかし尺は153分あるが、それでもこのドラマを描くには少し短かったと感じる。もっと長くしてでも主演の2人の背景を描いて欲しかったかな。まあでもカタルシス作りに焦点を当てすぎるとあざとくなりやすいので、ちょうどよかったのかもしれない。自分はこれくらいのバランスが好みです。
とにかくクリスチャン・ベイルみたいなカッコいいおじさんになりたいと思える映画でした。