SOUTH PARKの住人

1日1記事毎日更新!(という目標) 映画好きです。

ここでボクも投了

色々と忙殺されているので休みの日は脳を停止してます。

仕事のこと以外書くことが思い浮かばんのですが、仕事のことは書きたくないのです。

 

そういえば最近『ヒカルの碁』を読み直して、とてつもない傑作だということを改めて再認識したという話。

 

 

(一応、以下ネタバレあり)

なんか小中学生の頃読んでたときは、ヒカルが急に強くなりすぎだろとか思ってたけど、ちゃんと丁寧に成長が描かれてましたね。碁会所で4面打ちするシーンを塔矢と対比させるところなんて少年誌とは思えない。

しかしあまりに子供の頃の俺には心理描写が高度すぎた。佐為が消えてヒカルが立ち直るまでのくだりなんて、自分の中の大切な人との死別の思い出が蘇ってきて胸が張り裂けそうでもう(;´Д`)

ヒカルが自分の打つ碁の中に佐為を見出すところなんて人間なら誰もが共感し得る普遍的なものだし、今の自分を形作っているものは親であり師であり友人であるという真理を突いていますよね。そりゃあ泣く。

 

後半の佐為がいなくなってからのパートなんて「何が面白いんだ」とか当時は思ってましたけど、大馬鹿野郎でしたね。最後に囲碁という1000年の時を超えて形が変わらない競技を通じて「過去と未来を繋ぐために自分たちが存在する」ということをヒカルが見出す落としどころは、あまりにも美しすぎるのだ!完璧。100億点。

 

f:id:southparks:20200701130743j:image

このシーンもネタじゃなくてシリアスに受け止めることができるようになりましたよ。

あ、ちなみにブログはまだ投了しません。タイトルは言いたかっただけです。