SOUTH PARKの住人

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ゴールデングローブ賞の結果に関して

まさかまさかの、ボヘミアン・ラプソディの作品賞(ドラマ部門)受賞。

アカデミー前哨戦の中でも比較的(というかかなり)ライト寄りなゴールデングローブとはいえ、批評家からかなり厳しかった本作が作品賞受賞までいくとは全くの予想外だった。それほどにこの作品が根深く愛されてるのだろう。

しかしこの結果はアカデミー賞にかなりの影響を与えそうである。正直、ノミネートすら危ういとされていたボヘミアン・ラプソディだが、この受賞によって注目度は急激に上昇しているに違いない。今まで支持したくても、「批評家からの評価が悪い」というのが知られすぎて、好きと大きな声で言えなかった隠れファンたちの勢いが増すはず。これはアカデミー賞作品賞ノミネートはほぼ確実になったのではないだろうか。

特に最近のアカデミー賞は世間から叩かれたくないという保身に走り気味なので、ここまで観客(視聴者)に支持されてる作品をノミネートさせなければ袋叩きは間違いない。(今年はブラックパンサーも同じ) 確実に受賞式の中にも取り込んでくるだろうし、もしかしたら、ラミ・マレック含む作中メンバー4人の生演奏とかもあるか。

だいたいは「ゴールデングローブ取ったからもういいよね?」となりがちだが、今作に限っては今まで日の目を見てこなかった分だけ一気にアカデミー賞作品賞まで駆け上がる可能性は全然あり得る。監督交代のゴタゴタがあった分、監督賞のノミネートはまず考えられないので、より作品賞に票が集まる可能性は高い。これからの前哨戦の動きに要注目である。

しかし本当にまさかまさかで、たぶんアカデミー賞予想マニア界隈は相当ざわついていると思われる…。それほどに批評家ウケが悪かった作品がノミネートされてさらに作品賞を受賞するというのは異例なんだよな。


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以外、ゴールデングローブ賞の結果。未来のミライは残念。

 

 

◆ドラマ部門 作品賞

ボヘミアン・ラプソディ

ブラック・パンサー

ブラック・クランズマン

ビール・ストリートの恋人たち

アリー スター誕生


◆ドラマ部門 主演男優賞

ラミ・マレックボヘミアン・ラプソディ

ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)
ルーカス・ヘッジズ(ある少年の告白)
ジョン・デヴィッド・ワシントン(ブラック・クランズマン)


◆ドラマ部門 主演女優賞

グレン・クローズ(天才作家の妻 40年目の真実)

レディー・ガガ(アリー スター誕生)
ニコール・キッドマン(Destroyer)
メリッサ・マッカーシー(Can You Ever Forgive Me?)
ロザムンド・パイク(A Private War)


◆ミュージカル/コメディ部門 作品賞

グリーンブック

クレイジー・リッチ!
女王陛下のお気に入り
メリー・ポピンズ リターンズ
バイス


◆ミュージカル/コメディ部門 主演男優賞

クリスチャン・ベールバイス

リン=マニュエル・ミランダ(メリー・ポピンズ リターンズ)
ヴィゴ・モーテンセン(グリーンブック)
ロバート・レッドフォード(The Old Man & the Gun)
ジョン・C・ライリー(Stan & Ollie)


◆ミュージカル/コメディ部門 主演女優賞

オリヴィア・コールマン女王陛下のお気に入り

エミリー・ブラントメリー・ポピンズ リターンズ)
エルシー・フィッシャー(Eighth Grade)
シャーリズ・セロンタリーと私の秘密の時間
コンスタンス・ウークレイジー・リッチ!


◆監督賞

アルフォンソ・キュアロン(ROMA ローマ)

ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
ピーター・ファレリー(グリーンブック)
アダム・マッケイ(バイス
スパイク・リー(ブラック・クランズマン)


助演男優賞

マハーシャラ・アリ(グリーンブック)

ティモシー・シャラメ(ビューティフル・ボーイ)
アダム・ドライヴァー(ブラック・クランズマン)
リチャード・E・グラント(Can You Ever Forgive Me?)
サム・ロックウェルバイス


助演女優賞

レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)

エイミー・アダムスバイス
クレア・フォイファースト・マン
エマ・ストーン女王陛下のお気に入り
レイチェル・ワイズ女王陛下のお気に入り


脚本賞

グリーンブック

女王陛下のお気に入り
ビール・ストリートの恋人たち
ROMA ローマ
バイス


◆作曲賞

ファースト・マン

ブラックパンサー
犬ヶ島
メリー・ポピンズ リターンズ
クワイエット・プレイス


◆主題歌賞

「Shallow」(アリー スター誕生)

「All the Stars」(ブラック・パンサー)
「Girl in the Movies」(Dumplin')
「Requiem for a Private War」(A Private War)
「Revelation」(ある少年の告白)


◆アニメーション映画賞

スパイダーマン:スパイダーバース

インクレディブル・ファミリー
犬ヶ島
未来のミライ
シュガー・ラッシュ:オンライン

外国語映画賞

ROMA ローマ(メキシコ)

Capernaum(レバノン
Girl(ベルギー)
Never Look Away(ドイツ)
万引き家族(日本)