SOUTH PARKの住人

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原因の追求


吉本社長が緊急会見2 涙・・・最善の解決策を考えたい(19/07/22) - YouTube

結局この会見を見て感じたことは、今回の一件は吉本興業がいずれ迎えるはずであったものだな、と言うこと。元を正せば吉本の芸人に対する本来の扱い(岡本社長は「芸人ファースト」と言っていた)がちゃんと果たされていなかったことが遠因となって起こった事態である。暴力団関係者から金銭を受け取った宮迫らが批難されるのは当然であるが、やはりここまで追い込まれる状況を会社が見過ごしていたことは大きいし、あっさりと契約解除するだけで済まそうとしたことはあまりに無責任である。本当に宮迫のバックに深い闇があるのであれば、しっかり追求して明らかにするのが社員を守る会社の役目だと思う。入江の処分が撤回されなかったのは、その深淵まで辿り着いているからだろう。

1つの問題に対して、原因を追求ですることがきる環境の構築。単純であるが、組織におけるリスクヘッジにおいてこれが全てではないだろうか。これがまず第一に行わなくては、何も解決しないし、前に進むことができない。コンプライアンス、社内秩序、と、我が身を守ることだけしか見ずに、ひたすら追及をして圧力をかけ排除すればそれでOKと、思考停止のような暴論になっていないだろうか。今の社会にはそんな組織が多すぎるように感じる。社員を守るためのコンプライアンスが、社員を苦しめていないだろうか。コンプラ教育さえしていればあとは自己責任なのだろうか。

もしその構造自体にに欠陥があるのであれば、そこは組織における致命的な問題であり、その欠陥を取り除くために主核となるリーダーたちは全力を注ぐ必要がある。

そんな単純な話ではないと言われるだろうが、一下っ端が望めることなどそのレベルまでで、あとは選ばれたリーダーに委ねるしかない。民主主義のこの国でそれがもし社会全体の問題となっているのであれば、国民がその問題に対して追求していかなければ、今回のような出来事はどこにでも起こりうる。組織のリーダーに対しての疑問は必ず持つべきである。

話は少し逸れたが、我々一人一人は正しく暮らせる場所を見極めて、自分の身を置く場所を定めなくてはならないと強く感じている。

 

伸びる会社には必ず理想のリーダーがいる

伸びる会社には必ず理想のリーダーがいる