『100日間生きたワニ』の予告編

人類がこの世に誕生して以来の、流行の下り最速記録を叩き出した『100日後に死ぬワニ』の映画版である『100日間生きたワニ』の予告編が公開された。

なんか「生まれてから100日で死んだワニの話」みたいなタイトルになってるけど、どうなんですかねこれ。自分はタイトルを変える手法は好きじゃない。(時勢に合わせたのら理解しているが)

てかこの映画、採算ラインってどれくらいに設定されてるんでしょうね。私は何を隠そう、今この日本に5人いるかどうかも怪しい100ワニ擁護派という絶滅寸前の超マイノリティなので、実は結構観たいと思っているのです。

でも、残りの1億2千万人くらいの日本人は観ない上に叩くことが確約されてるわけじゃないですか。走り出したら止められないとはいえ、ほぼアンチしか残っていないコンテンツを映画化するのって凄まじくリスキーですよね。

個人的に作者のきくちゆうき氏は、Twitterの言動とか見てても正直あんまり好きじゃないからどうでもいいけど、この一連の企画のプロジェクトリーダーを任されている人の気持ちを考えると死ぬほど辛い。おそらく誰かの人生はかかってると思うんですよね、この規模だと。ぶっちゃけ100ワニのプロジェクト担当って今泉佑唯さんの次くらいに苦しんでると思いますよ。(こんなサブカルジョークも挟みつつ)

予告編観た感じは、フラッシュアニメみたいな安い質感と、妙に黒目がでかいキャラデザに違和感を抱きつつ(また神木隆之介かとかもありつつ)、あの頃のファンを引き戻すまでには至らないと判断しました。2億円行けりゃ御の字かなと。あの炎上さえ無ければ50億くらい狙えるコンテンツだったかもしれないのにね。そんなに叩かなくても良かったよね。