ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ共演の宇宙映画が、9月20日(金)に公開。タイトルの『アド・アストラ』とは「TO THE STARS=星の彼方へ」という意味のラテン語。
映画『アド・アストラ』予告編 9月20日(金)公開 - YouTube
遅ればせながら『X-MEN: ダーク・フェニックス』を観に行き、その時に初めて予告編を観たのだが、これがなかなかに面白そう。硬派っぽいポスターな感じだが、思ったよりファンタジーしてる様子。リアル寄りは『ゼロ・グラビティ』『オデッセイ』、ファンタジー寄りは『インターステラー』『メッセージ』、伝記は『ファーストマン』と、ここ数年でもしっかりと宇宙映画が供給さ続けているのが嬉しい。
ちなみに今挙げた作品はどれも個人的年間ベスト10に入るくらいの傑作ばかりであり、『インターステラー』に関しては生涯ベスト10に入るレベルである。我ながら宇宙映画に甘い。
自分が宇宙映画に求めるのは、宇宙服、ロケット発射シーン、無重力描写である。あと少なめの劇伴と静寂。
スターウォーズやMCU等のアメコミ映画でも宇宙はたくさん出てくるが、これらの要素が少ないので、宇宙欲はあまり満たされないのだ…。俺からしたら、宇宙ってだけでエンタメ要素を十分に満たしているので、BGMや色彩豊かな表現はそんなに不要なのです。(もっと別の魅力があるのでいいのだけど)
そういう意味では『ゼロ・グラビティ』なんて全編最高だったし、『ファーストマン』の月面シーンなんて静寂による多幸感に溢れすぎてそれだけで泣いちゃうレベルなのである。『オデッセイ』はストーリーの切り口が他とは違い、ポップ寄りなのでちょっと違うが、あれは火星で生活するという宇宙好きの妄想を具現化してくれているのでアリだ。『メッセージ』は宇宙人との交流だけで地球上でも宇宙にいるかのようなワクワクを刺激しまくってくれる凄い作品である。
とにかくぜーんぶ面白い。CG技術がインフレしているアメコミ映画とは違って、いずれの監督も特撮によるビジュアルを大切にしているところも好きな点である。『アド・アストラ』はよ観たい。